代表挨拶
世の中は常に移り変わり、あらゆることが変化し続けます。
私が1987年に社会人となったとき、パーソナル・コンピュータを業務で使っている会社はほぼ皆無でした。資料はすべて手書き、計算は電卓です。表計算ソフトなどもちろんありませんから、定規で枠を書き、一行ずつデータをボールペンで書き込んでいくのです。途中で間違えると修正液で直すか、始めから書き直し…。海外とのやりとりもFAXか国際郵便、Fedexは料金が高かったので特別なものにしか使えませんでした。
30年あまりを経た今、技術は進歩してITCの時代です。当時の私が1日がかりでやった仕事も、今なら10分そこそこでできてしまうでしょう。データだってキーボードで打ち込む必要すらありません。産業革命に匹敵するものすごい技術発展・効率化だとひしひしと感じています。
では「人材活用」という視点からはどうでしょう?30年前から技術革新ほどの変化は感じられません。日本人の幸福度・充実度は、1990年以降ほぼ変化がなく、むしろ1980年と比べると5ポイントほど低下しており(平成23年。幸福度に関する研究会(総務省)報告書)、技術の発展とは残念ながらリンクしていません。
幸福とはなんでしょう?
私は、以下の4つの要素がバランスよく満たされている状態のことだと考えています。
⒈ 安心していること ー 心身ともに健康で、必要十分な収入があり、トラブルを抱えていないこと
⒉ 充実していること ー 仕事や趣味などから適度な刺激が得られて楽しいこと
⒊ 自由であること ー 意思に反する強制を受けることなく、自らの意思が尊重されること
⒋ 愛情を感じていること ー 家族をはじめ人・地域とつながって相互に大切にされる関係であること
これはプライベートの人生を想定して私が定義したものですが、同じことが職場においても言えると我々は考えています。もちろん、会社の存在目的は「社会貢献を通じて利益を得ること」にありますから、組織の目標に沿って個人の自由が制限されることがあり、自分の考えだけを押し通すことができないのは当然です。
しかし、それも会社と個人のコミュニケーションが適切に行われ、同じ目標とその道筋をしっかりと共有できれば、会社は適切な意思決定が図れ、従業員は前向きに業務を積極的に進めることができます。そしてその結果、従業員は自らスキルアップし、会社も業績を伸ばすことができます。
すべての従業員は、会社のために役に立とう、能力を発揮しようと思って入社してきます。すべての会社は従業員に活躍してもらおうと思って採用します。
その志がどこかで「ボタンの掛け違い」となり、従業員にも会社にも損失となっている残念な例が世の中には後を経ちません。
我々はそんなミスマッチが起きないように、会社も従業員も同じ目標に向かって協調して歩めるようなセットアップをし、もしすでに起きてしまっている課題があればハンズオンで解決し、人も会社も幸福に充実して成長していけるように、肌で感じられる成果を得ていただくべくお手伝いさせていただきます。
代表社員 髙田 之
さあ、ご一緒に始めましょう